ありません一本道です。
感想(概要)
〇青が映える爽やかな恋
青い海と空が広がる沖縄での恋愛は実に爽やかなものでした。悩みを抱える少女が旅路で恋を知り変わる。言ってしまえばこれだけなのですが、それでもその爽やかさが心地良かったのも確かです。
青い海と空が広がる沖縄での恋愛は実に爽やかなものでした。悩みを抱える少女が旅路で恋を知り変わる。言ってしまえばこれだけなのですが、それでもその爽やかさが心地良かったのも確かです。
△琉球神話を元にした異能バトル
後半は過去の因縁が絡む異能バトルになりますが、展開が唐突な上に後出し説明が多く、正直褒められません。ただ最終盤は能力が行きつくところまで行っていてちょっと楽しかったです。
×独断専行の横行
さんざん「頼ることの大切さ」を謳っておきながら、真逆の行動を取る奴ばかりでイラつきました。メッセージ性を際立たせるために逆の行動をさせたのかも知れませんが、そのせいで説得力が無くなっていては本末転倒です。
まとめ
前半だけみれば夏の爽やかな恋って感じで悪くないですが、後半の唐突な上に湿度の高い展開との食い合わせが悪かったです。加えてメッセージの説得力が皆無だったのもいけません。
構成が雑で熱量を感じられない作品でした。次作があっても様子見になると思います。
※以下はネタバレ有感想です。
感想(ネタバレ有)
■咲海
清楚美少女な外見に反して、ポンコツで親しみやすいキャラでありながら、たまに本物の令嬢らしさを見せる二重ギャップが良かったです。メインヒロインとして良いキャラデザをしていました。
一渡との関係も良く二人の恋路は見ていて面白かったです。中でも夜の海でねーねーに宣戦布告するシーンはお気に入りです。海咲の「ニライカナイは君」というオチも良かったです。
ここで終わっていれば奇麗だったんですけどね…その後の独断専行を決めて囚われのヒロインになるムーブは最悪でした。一渡と海咲は信頼しあっているように描かれていますけど、これがあるから全然納得できないんですよね。
■零
ラスボス化したときは誰も頼りませんでしたが、兄への恋心と恋敵への殺意を相談しろと言うほうが無理なので、彼女に関してはむしろ自然です。(展開は取ってつけたような感じでしたが…)
そんな感情でありながら、兄と海咲の幸福を選んだ彼女は神女と呼ばれるだけはある高潔さです。そんな妹への解答として「兄弟愛は恋人にも負けない愛の形」という頓珍漢なことを言い出した阿呆には心底落胆しました。
■本作のメッセージ
別にそれ自体が悪いわけではないです。そういった失敗の過程を踏まえて正体を明かすならむしろ王道です。それが出来るようになるために「自分を好きになれ」っていうことが本作のメッセージなんだろうなと思います。
ただこれは最後の方にそう書いてあったのでそう理解しているだけです。プレイ中にそのメッセージを感じたことは一度もありませんでした。
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