プレイ中:幻想牢獄のカレイドスコープ2

リルヤとナツカの純白な嘘 感想

20240820225605_1.jpg
制作 :FrontWing 
ランク:B 
 
人の弱さに寄り添う心優しく美しい物語。

攻略順

ありません1本道です。

感想(概要)

〇美しい表現
言い回しがとてもお洒落でセンスを感じるものが多く素晴らしかったです。特に「我が鳩は、橄欖の葉を携えり」の意味を知った時は感心したほどです。決め台詞に使うだけはあります。
 
〇「自分を許しなさい」
本作は常にこのメッセージを語りかけていました。過去の己の過ち、それを許すことのできない己。そういった弱さを受け止め、前に進むための優しさを示してくれる。そんな慈愛に満ちた作品でした。
 
×地の文がない
覚えている限り文章はすべてキャラクターの会話か言葉でした。状況整理をしてくれる地の文や一人称視点で”呼吸”をする私にとって、本作のテキストは疲れを感じるものでした。
 
△主役に感情移入が出来ない
本作の主役二人に興味を抱くことができませんでした。可愛さというのは欠点や歪みという不完全さから生まれるもので、私はそういうところに愛着を見出します。そういう点で見ると彼女達はいささか整い過ぎています。
 

まとめ

弱さに寄り添うメッセージ性、美しいテキストの数々、何よりも善性に溢れている世界とキャラクターの美しさが眩しい程に光る作品です。唯一無二の作品になる人がいても不思議ではありません。
 
ですが「水清ければ魚棲まず」という諺があるようにあまり奇麗なキャラクターは趣味から外れてしまうんですよね。どうやら私はもう少し俗な世界の作品の方が性に合っているようです。

コメント