プレイ中:幻想牢獄のカレイドスコープ2

クリミナルボーダー life sentence 感想

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制作 :Purple software 
ランク:B 

裏社会の復讐者となった咎人の温い末路。
※後半ネタバレあり。
クリミナルボーダー 3rd offence」の続編です。前作のプレイは必須です。
 

攻略順

ありません1本道です。

感想(概要)

〇テンポのいいテキスト
緊張感やインパクトのある展開も次々とくるので、テンポが良く読みやすかったです。シリーズ全般にも言えますがこの軽快なテキストは流石の一言です。
 
△裏社会の描写
3rdでも思いましたが題材の割に直接的な過激描写がなく、読者に配慮している感じがあります。今作は結構攻めた描写もありますが、ちょっと優しい世界すぎたので、もう少し攻めてほしかったです。
 
×復讐ものとしての「結末」
個人的に終あまり好きな終わり方ではありませんでした。納得できなくはないのですが締めの演出が趣味に合わなかったのは残念でなりません…
 

まとめ

読み進めている内は楽しかったんですが、結末がどうにも納得できませんでした。復讐譚にジャンル変更したのはまぁいいのですが相応しい締め方かと言われると疑問があります。
 
だいぶネガティブなことを言っていますが、エンタメとしてみるには悪くありません。冷静になると細かいところが気になりますが、読んでいる最中は気にならず勢いで読んでしまえるパワーのあるシリーズでした。
 
※以下はネタバレ有感想です。
 
 
 
 
 
 
 

感想(ネタバレ有)

■春夏冬 凛

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3rdまでは良い印象はあまりないヒロインでしたが、終わってみるとラストヒロインに相応しい子でした。口は悪いですが責任感が強く、樹のことを思って復讐を止めようとする友人思いの子です。
 
個人的に女子会は気に入ってます。樹を死なせたくないという点で利害が一致して、仲良くなり始めたところなんかは、本作でも数少ないほっこりするポイントです。
 
ですがやはり一番は幽閉時でしょうか。自分も酷い目に遭ってるのに、樹のために尽くす健気さ、突破口を開こうする勇敢さは素晴らしい美徳です。極限状態ではその人の本質が出るとはよく言ったものです。
 

<シナリオ>

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なんだかんだ言っても復讐が成される瞬間は爽快感がありました。辰也の裏切りが嘘だと分かっていても、それが明かされる瞬間は嬉しかったです。ちゃんと間違いのない展開をしてくれて嬉しいです。
 
ただブラッドがひなの敵って情報ありましたっけ?わりと本気で「誰?」って困惑したんですよね。おかげで復讐達成シーンなのにカタルシスがイマイチでした。なんで最後まで隠したのか本当にわけが分からない…
 

<life sentence>

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後はやはり復讐達成後が問題ですね。殺されなかったことはまぁ十字架を背負って生きろってので納得できます。タイトルもlife sentence(終身刑)ですし、ただその咎人が青空の下で友人と一緒ってのはダメでしょう。
 
描写がないだけで樹も辰也もレイヴやドラッグで被害者を生んでいます。さらにレイヴは凶悪すぎるので、この後の世界の治安が終わるのはほぼ確定です。彼らの罪は決して軽くありません。
 
だからこそ物語の最後に幸せでいてはいけないのです。その咎に相応しい末路でなければなりません。なぜそこを間違えてしまったのか…彼らが会うのは地獄であるべきでした。

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