はじめに
選択肢は沢山出てきますが、選択肢によってシナリオが分岐することはありません。好きな選択肢を選んでいいです。
攻略順
<実攻略順>
桔梗 → 真紅 → EXシナリオ
桔梗 → 真紅 → EXシナリオ
<推奨攻略順>
上記ルートで固定です。
感想(概要)
〇キャラクターの深い内面掘り
ヒロインである双子の桔梗と真紅。彼女らの内面をこれでもかと掘ってきます。最初はそこまで好きでもありませんでしたが、最後にはどちらも甲乙つけがたい魅力的を感じる双子でした。
ヒロインである双子の桔梗と真紅。彼女らの内面をこれでもかと掘ってきます。最初はそこまで好きでもありませんでしたが、最後にはどちらも甲乙つけがたい魅力的を感じる双子でした。
△独特なセンス
登場人物の一人が古風な言い回しをするせいもあって、古風な言い回しが多いですが、それでもテキストが読みやすいのはすごいです。設定も独特もいいのですが、作風に合わない陳腐な演出があったの謎でした。
登場人物の一人が古風な言い回しをするせいもあって、古風な言い回しが多いですが、それでもテキストが読みやすいのはすごいです。設定も独特もいいのですが、作風に合わない陳腐な演出があったの謎でした。
△おシャレなUI
UIがかなり凝っていて驚きました。本作ならではの項目があるのはGoodです。ただこういった独特なUIにありがちなのですが、ちょっと使いにくかったですね。必要最低限の項目はありますが逆にそれしかないですし。
UIがかなり凝っていて驚きました。本作ならではの項目があるのはGoodです。ただこういった独特なUIにありがちなのですが、ちょっと使いにくかったですね。必要最低限の項目はありますが逆にそれしかないですし。
まとめ
このメーカーにはあまりにも有名な奇ゲーあるせいか、狂気的作品であることを覚悟していましたが、あまりそういった感じはなかったです。グロ表現も皆無レベルでサンプルCGが大丈夫なら問題ありません。
私的に本作を表現するなら「悠久を生きる化け物と奇妙な双子の一瞬の恋」でしょうか。意外に思うかもしれませんが、キャラ掘りが見事なので変わったラブコメとして成立しているんですよ。ライターの技量はかなりのものですね。
あと私の見立てでは本作は「自我」というテーマに挑んだ作品だと思いますので、このテーマが好きな方はやってみるといいと思いますよ。双子という面白い方向から挑んでいるので。
※以下はネタバレ有感想です。
感想(ネタバレ有)
■廣杣 桔梗
感情豊かな右脳波。境遇故に致し方なしとはいえ双子同士で殺しあうことの意味を考えていなかった無知故に愚かな子 。だからこそ庇護欲をそそられ愛らしい。
役立とうとして一生懸命に頑張る姿も愛らしくてよかったです。最近聡しい子ばかり相手にしてたので新鮮だったのもありますね。
淡墨さんとの関係も良かったです。最初はおっかなびっくりでしたが、スマホを使えない彼を助けたり、内職を手伝ったりして次第に仲良くなっていくのが丁寧に書かれていて良かったです。
水族館デートが特に良かったですね。淡墨を不気味と思いながらも手を繋ぐのが嫌じゃない。その後の会話が楽しみになるのも含めて“幸せ”が表現された良いイベントでした。
<シナリオ>
初手から殺されるパンチの利いたシナリオでしたが、ルールはシンプルで理解しやすかったです。全部で7戦ありましたがそれぞれ趣向が違うのも良かったです。
実はかなり後の方まで多重人格だと考えていました。真紅が”おじさ”から桔梗をかばっているのは明白で、桔梗はそれを知らないなら多重人格が無難かなと。
まさか結合双生児だったとは…予想の上を行かれました。頭が2つな理由なのも得心がいきましたね。十分気が付けた筈ですがそんな特殊な身体に手を出してた”おじさ”が「ノイズ」でした。(イカれてるよあの男)
■廣杣 真紅
ロジカル思考が得意な左脳波。第二局で起きてすぐこの異常事態を理解しようとしているのは凄いと思いました。かなり頭の回転が早いなと思ったのを覚えています。
月白は軽薄なサイコパス野郎に見えたので真紅ちゃんの境遇が心配でしたが、実際は凄く丁寧に扱われていました。人を見た目で判断するのは良くないですね。
真紅視点だといかに彼女が桔梗を想っているか伝わってきます。自分の願いを叶えてくれた月白にもっと心を許してもいい筈ですが、桔梗を想う一心で終盤まで疑うことを止めません。
だからこそ月白に心を許した後の一緒の料理は本当に良かったです。心から笑いながら料理をする2人の姿は“幸せ”以外の何ものでもなかった。作中一番で好きなシーンです。真紅ちゃんの心からの笑顔、最高に可愛かったですよ。
<シナリオ>
あくまで桔梗と同じシナリオの別視点ですし、終局以外は予想の範疇だったので目新しさは特になかったです。スキップを多用しなきゃいけなかったのがタルかったですね。
予想外だったのは終局は本当に勝とうとしていたところです。冷静に考えれば折った刀を狙って自分に刺すとかできる筈ないですよね。今際の際の「エプロン」の言葉が心に沁みます。やはり彼女も「恋」をしていた。
同一化の流れは私なりの解釈はありますが、長くなりすぎるので最後に考察として書きたいと思います。
案の定此度の”仕曾わせ”は彼らの代行に過ぎないものでした。おそらく千年以上殺し合っているであろう彼らはもはやで人ではない気もします。
情報を照らし合わせると2つの顔と4つの腕を持つ奇形だった存在。もしかしたら飛騨に伝わる異形の鬼神が正体なのかもしれませんね。
考察
■”仕曾わせ”後の”彼女”
桔梗でも真紅でもない新たな存在です。これは最後の選択肢が語っていることでもあります。しかし何故彼女は桔梗でなくなってしまったのでしょうか?
予想1:左脳の欠落
作中で言及がありましたが分離後も桔梗と真紅はゆるく繋がっています。エッチでも片方の快楽が片方にも伝わってましたしね。さて快楽を感じるのはどこでしょう?そう当然脳です。
ようはそれぞれに自我はありますが同一の部分が多少あるんじゃないでしょうか?真紅が消えた分自我の欠落が起きてしまい。結果別人のようになってしまった。
仕事で追い詰められて精神壊れた人とかそこら中にいるので、無しな予想ではないと思います。ただこれだと桔梗ではあると思うので少し違う気がします。
予想2:生誕
予想1にさらに推測を重ねたもはや妄想レベルの予想です。
「真紅編:終局」では同一存在であることを強調しています。即ち真紅の自我の死で桔梗としての自我が成立しなくなったのではないでしょうか。どこまでいっても彼女たちは二人で一つだったということです。
ですが肉体は完全ですので生存状態を保つため、生きるためにまったく新しい自我が生誕したというのが個人的に推したい予想です。
しかしこうなると“彼女”に名前がないというのも不憫です。安直ですが桔梗から真紅を引いて青い花の名を授けてあげたいと思います。
青星(あおぼし)英名:ブルースター
この花には新しい始まりを意味する「希望」の花言葉があります。おそらくは彼女も常人ではないでしょうが、それでもこの世界に生まれた以上「希望」ある人生を送ってほしい。だからこの花の名を“彼女”に送ります。
黒星を取った真紅ちゃんへの追悼の意味も多少込めています。
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