<実攻略順>
葵 → 日輪 → 藍魚
葵 → 日輪 → 藍魚
<推奨攻略順>
実攻略順に同じ。藍魚が最後だと締めとして奇麗かなと思います。
実攻略順に同じ。藍魚が最後だと締めとして奇麗かなと思います。
感想(概要)
〇ヒロイン同士の友情
ヒロイン視点が非常に多い作品でした。新しく村にやってきた藍魚が他の2人と仲良くなっていく様子が非常に丁寧に描かれています。夏の田舎での友情劇を見事に表現できています。
ヒロイン視点が非常に多い作品でした。新しく村にやってきた藍魚が他の2人と仲良くなっていく様子が非常に丁寧に描かれています。夏の田舎での友情劇を見事に表現できています。
×主人公の存在感
共有では素で存在を忘れるくらいには出番がなく個性を感じませんでした。回想など出番はいくらでも増やせたと思うんですけどね。前作の「ユキイロサイン」でもこの欠点はありましたが本作はさらに酷いです。
共有では素で存在を忘れるくらいには出番がなく個性を感じませんでした。回想など出番はいくらでも増やせたと思うんですけどね。前作の「ユキイロサイン」でもこの欠点はありましたが本作はさらに酷いです。
×過去の亡霊
本作の登場人物は全員が10年前亡くなった親友に縛られています。この感情にどう折り合いをつけるかというお話なのですが、ルート中盤まで引きずっているのは大概です。
本作の登場人物は全員が10年前亡くなった親友に縛られています。この感情にどう折り合いをつけるかというお話なのですが、ルート中盤まで引きずっているのは大概です。
まとめ
物語は平坦な部類なのであまり強い感情を得ることはできません。加えて立ち絵もない故人の話がでる度にしんみりした空気になります。最初はいいですが後になると「またお前か…」とうんざりします。
それでも私は本作が嫌いじゃありません。この自然で素朴な学生の空気感は見事なものですし、個別の締め方は奇麗なものが多く気に入っています。次作があれば多分買うでしょう。
ただこれからも群像劇を書くつもりなら主人公はどうにかすべきです。普通の物語よりも群像劇は主人公は埋もれがちです。だからこそ確固たる個性が必要になります。
※以下はネタバレ有感想です。
感想(ネタバレ有)
■鬼切畑 葵
絵本作家に憧れる内気な少女。見た目に反して圧倒的な武力を有するというギャップがあるのですが、コンプレックスにしか使われなかったのは残念。ふんわり系のボブって可愛いですよね。見た目好みです。
地に埋まっている自己評価と相まって、罪悪感で押しつぶされ無気力になる様は、暗くはありますが彼女の性格を感じられて嫌いではありません。ただ同じ展開を何回もやりすぎです。性格上ネガティループにすぐ入っちゃうのはしかたないんでしょうけどね。
後恋人になる過程はゴミです。なんかしらんけど告白されたのでOKしたようにしか見えませんでした。彩音の過去回想に伊月も混ぜるとか積み重ねの方法はいくらでもあったはず。今好きになったとか舐めるのも大概にしろ。
■内海 日輪
しかしその感情の重さは想定を遥かに超えたとんでもないものでした。離別の感情に耐えられないし、それを愛する伊月にも味合わせたくない。故に彼女は縛れない。
何故ならこれは、本来同時に生まれるハズだった半身へと送られる無垢で無償の愛なのですから。
見た目に反してこの子も臆病だからこそでた言葉だとは思いますが、「幼馴染など所詮過去の積み重ねがあるから好きになっただけでは?」とんでもない言葉をいいやがります。いやそりゃそうなんですがそれが幼馴染の強みでしょうに…
そんな彼女を納得させるため婚約者として始めようは上手い締めだと思いました。途中から展開は分かり切ってましたが、こういう展開は予想を裏切ってほしくないものです。
■橘 藍魚
3ヒロインの中では一番恋愛描写が丁寧でした。お互いを意識し合うのがいいですね。また最後は海に帰らなければならないという、元ネタへのリスペクトを感じる展開も好印象です。
最後のシーンである彩音への魂返しのシーンは勿体ないなと思いました。彩音を蘇らせる正当な理由があればここに選択肢を出すことに非常に意義が生まれます。
ノベルゲームにおいて苦汁する選択肢に会えることほど幸運なことはありません。それだけに口惜しいです。もっともこの出来で選択肢があっても秒で魂を天に返してオシマイですけどね。
エピローグもいい感じに解釈の余地が残る展開でいいですが。私の解釈は「医者になった伊月が藍魚を早く目覚めさせた」ですかね。やはり物語はハッピーエンドで終わるのが一番なのですよ。
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