プレイ中:幻想牢獄のカレイドスコープ2

シロナガス島への帰還 感想

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制作 :旅の道(公式サイト) 
ランク:B 
絶海の孤島の謎に挑むホラーミステリー。
良くも悪くも色々と詰め込まれていて勢いがあった。
※後半はネタバレ有
ボイス追加後のsteam版です。
 

攻略順

BADENDへの導線はそこら中にありますがシナリオ自体は一本道です。

感想(概要)

△破竹の勢いで進む展開
兎にも角にも目まぐるしく情勢が変わるので、読んでいるときは推理しがいもあって楽しかったです。ユーザーを飽きさせない情熱を感じられたのも良かったです。ただ雑さがないと言えば嘘になります。
 
〇懐かしさのあるミステリーゲーム
クリックで材料あつめて自分なりに推理して選択肢を選ぶ。こういうゲームは考える面白さがあっていいです。ミステリーとして筋も通っています。ゲーム要素はリトライ前提で死に覚えの箇所も多いですが、そういうところも昔懐かしです。
 
△ファンタジー色の強いホラー
謎が解かれた後のホラー展開はかなり大味にファンタジックなので、人によっては「思ってたのと違う」と感じるかもしれません。ちなみに私は感じました。
 

まとめ

中盤までの推理ターンに関しては非常に面白かったです。色々仕掛けがあって凝っていて推理するのも面白かったです。ですが後半は上記の理由もありますが、単純に纏め方が雑に感じたこともあり、全体としての評価は難しい作品です。
 
ただ作り手の情熱を感じる一作であることは間違いないです。値段も500円と手頃超えて異次元なので、昔懐かしのクリック推理ゲーをやりたいならオススメできる作品です。
 
※以下はネタバレ有感想です。






感想(ネタバレ有)

■序盤(序章~三章)

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世界観やキャラクターの説明にあたる部分です。開幕早々「THIS WORLD IS NOT REAL」とかいう挑戦状みたいな”挨拶”をしてくれたのは好印象ですね。こういうものがあると挑戦したくなります。
 
仮想世界であることを、強制リトライで表現するのは上手いなと思いました。「Card Lost OOL3C」は時間制限もあって誤回答しましたが、カラクリが分かると初めてDEAD ENDになるのも含めて味があります。
 
後は焼死体に関してが印象的です。事前にファラリスの雄牛とかいうワードをねね子ちゃんが出しやがったので、拷問器具の方に思考がロックされました。これを狙ってやったのなら中々したたかです。
 

■中盤(四章~五章)

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エレベータのパスワード「OOL3C」は本作で一番好きなギミックだったりします。エレベータのL(Lobby)は日本ではあまり使われていませんが、知らなくても注視すると分かるようになっているので、気づいたときは凄いなと思いました。
 
その後の地下探索もねね子ちゃん単独ということもあって緊張感があって良かったです。アビーに拘束されたときは「さっさと目覚めろ池田ァ!」って感情で完全に感情移入していたので、その後の展開はカタルシスが半端じゃなかったです。
 
その後のアレックスちゃん、ウィザーズ=「リール」、焼殺の解答「スピリタス」、犯人X=「ジゼル」、悪魔の名前「アウロラ」、爆弾解体と、息をつかせぬ展開力は凄まじいです。エンタメとして仕上がっています。
 
ただ爆弾解体に関してはボイス追加により、制限時間がシビアを超えて無理になっているので、ここだけは調整した方がいいかなとは思います。ボイスが後付けなので仕方ないんですけどね。
 

■終盤(六章~終章)

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いきなりバイオハザードが始まりました。というかスケールを広げ過ぎて収集つかなくなっています。なんの思いれもない執事が黒幕だったのもあって、頭の方が冷えてしまって雑さの方が気になるようになりました。
 
個人的には脳の電脳化の方が肉体の不死化よりランクが上なんですよね。それなのに不死化の方で話が進むので、何かショボいことやってるなとしか思えませんでした。それと電脳化と不死化の両方を全部やったキャラを唐突に出すのは流石にない。デウスエクスマキナとしか言いようがない。
 
まぁ細かいこというとキリがないので、ざっくりいうと風呂敷の畳み方が見過ごせないレベルで雑に感じたというだけです。中盤までは勢いで読ませるだけのものがあったのに勿体ないなぁ…
 

■EXTRA

読んだことを後悔したとだけ書いておきます。終盤の展開が合わなかった人はこっちもダメだとは思います。ただあくまでオマケシナリオなのでこれ以上文句は言わないです。

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