プレイ中:幻想牢獄のカレイドスコープ2

クリミナルボーダー 1st offence 感想

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制作 :Purple software(公式サイト) 
ランク:B 
陰キャなオタクが非日常へと境界を跨いだ話。
プロローグとしての出来はパーフェクト。
※後半ネタバレあり。
ありません1本道です。

感想(概要)

〇話の掴みが上手い
日の当たる日常で暮らす内では無縁の裏社会に巻き込まれてしまう。中二病を罹患している者としてはそそるものがあります。実際掴みとしては素晴らしく、今後の展開に期待が持てる内容でした。
 
△シナリオはプロローグ部分
本作単品では世界観の説明、電子ドラッグを導線として裏社会へ入っていく流れにがしっかり描かれていますが、物語全体としてみたときには序章になりますので、作品単体よりも今後の期待の方が大きい点は否めません。
 
〇主人公の成長
最初は陰キャなオタクを具現化したような存在でしたが、最後には自分の野心を持つようになったり、徐々に男になっていく様子がちゃんと描かれていて良かったです。
 

まとめ

プロローグとしては本当に良くまとまっています。上述したように今後の期待が否が応でも膨らむ内容であるので、導入としては完璧といっていい一品であると思います。
 
続編ありきの作品の序章というのは評価が難しいところはありますが、本作単体でもシナリオ、ヒロイン共に中々の質です。どれくらいのスパンで出るか不明なのは不安要素ですが、4作4年は正直厳しいので1作半年ぐらいで出てくれると嬉しいです。
 
※以下はネタバレ有感想です。






感想(ネタバレ有)

■ヒロイン:萬家 ひな

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色々と緩そうな見た目をしていますが、その洞察力の優秀さは折り紙付き。パパ活斡旋のマネージメントをしている上に、兄がシマを仕切っているだけあり、冷酷な一面を見ると伊達に裏で生きてきてないなと思いました。
 
主人公に惚れた理由も怒りを共感してくれたこと少し変則的ですが、それも彼女の人間観察力からくる主人公の本質を感じ取った故でのことだと考えられて中々興味深いです。最初に主人公を奮い立たせるヒロインとして良いチョイス。
 
本人も言及していましたが間違いなく「悪い子」です。日の元を歩める選択肢が無かった訳ではないのに、我欲で日陰に入ったのですから。本作最後の2千万はそのしっぺ返しでもあるかなとは思います。まぁこれで終わるタマには見えませんが。
 

■シナリオ

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特に良いなと思ったのは日常・非日常のボーダーラインがどこか分からない点です。一見手を引ける瞬間がいくつもあるように見えますが、その後の分岐を考えると結局戻れないなあと感じます。個人的には琴子に合った段階でもうどうしようもないです。
 
他に特筆する点をあげるなら、やはり主人公最後の決意を挙げたいですね。自分に居場所をくれた人のために、裏社会の「王」になる。こんなの嫌いなわけないじゃないですか、中二マインドが今でも疼きます。
 
電子ドラッグに関しても性的利用の他、対人利用が今後増えそうで、どのような権謀術数を謀り謀られるのか楽しみです。

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