秋色づく京都を舞台とした双六での謎解き
テーマに真っすぐなところは好み。ただラストの粗雑さはいただけない。
※後半はネタバレ有
テーマに真っすぐなところは好み。ただラストの粗雑さはいただけない。
※後半はネタバレ有
<実攻略順>
クレア → 琥珀 → みさき → TRUE(固定)
クレア → 琥珀 → みさき → TRUE(固定)
<推奨攻略順>
みさき → 琥珀 → クレア → TRUE(固定)
みさき → 琥珀 → クレア → TRUE(固定)
感想(概要)
〇風情と独自性のあるゲーム盤
秋の京都の情景は美しく、そこを舞台に物語が展開されます。ルートごとにゲームルールそのものが変わっているのは、プレイヤーを飽きさせない工夫が見て取れて良かったです。
秋の京都の情景は美しく、そこを舞台に物語が展開されます。ルートごとにゲームルールそのものが変わっているのは、プレイヤーを飽きさせない工夫が見て取れて良かったです。
〇分かりやすいメッセージ性
人の縁をとにかくフィーチャーした話であり、メッセージの意義と分かりやすさという点で見ればかなりいい作品です。
人の縁をとにかくフィーチャーした話であり、メッセージの意義と分かりやすさという点で見ればかなりいい作品です。
×説明を端折っている
ぶっちゃけ放り投げ過ぎなところがあります。全て説明しろとはいいませんが、ここは説明いるでしょ…って部分も投げているように感じました。ラスト回りは特にその傾向が強いです。
ぶっちゃけ放り投げ過ぎなところがあります。全て説明しろとはいいませんが、ここは説明いるでしょ…って部分も投げているように感じました。ラスト回りは特にその傾向が強いです。
×恋愛描写の不足
ある程度は覚悟してましたが恋愛の機微を書く気がまるでないですね。だいたいエッチして終わり。1作目からこういうスタンスなら基本的にイチャラブは書けないんですねこの人。
ある程度は覚悟してましたが恋愛の機微を書く気がまるでないですね。だいたいエッチして終わり。1作目からこういうスタンスなら基本的にイチャラブは書けないんですねこの人。
まとめ
私はライターの冬茜トム氏のファンということもあり、ルーツである1作目がどんなものか気になってプレイしました。後発の作品よりかはパンチが弱く、少々肩透かしだったというのは本音ですが、メッセージ性の強さは健在だったので満足はしています。
良かれ悪かれ縁というものは出来てしまうので人は孤独では生きていけない。ならばせめて大切にしたいという縁を見つけ大切にすべき。そのような考え私嫌いじゃないですよ。
※以下はネタバレ有感想です。
感想(各ルート)
■鬼無水 みさき
この盤は緑マスの記憶を見せることが主目的なことがあるので、ギミックとしては一番面白みのないルートになってしまって残念です。記憶の見せ方も少しテンポが悪かったかなと思います。
ただみさきと縁の戒のぶつかり合いは好きです。この手の話は弱い方が折れがちになるのですが、逃げ道を塞がれた挙句壊れてしまう展開にしたのは、心というものにちゃんと向き合っていて好感が持てました。
■クレア・コートニー・クレア
盤としては作中でも言われていますが、このゲームをプレイするのは人数が多すぎます。まともにやったら千日手待ったなしなので、ハメ技で突破するのは分かるのですが、あまり好きな勝ち方ではないですね。
ただ「合縁」という相手の心が分かるギミックを、違和感なく溶け込ませたことは結構凄いなと思います。書く側からしたら滅茶苦茶便利ですからねこれ。Trueルートの内容は「合縁」ありきなので、上手いことやったなと思いました。
■True
鹿乃縁
他人の気持ちが分かっても、そこに至るまでの経験が違うので、抱いている”戒”を塗り替えるのは不可能なんですよね。黎も同じですが根っこは承認要求の欠如にあるので、大誠の自殺否定で本人を真っ向から見るというのはいい展開でした。
それにしてもこの場面の縁ちゃんは可愛すぎますし大誠はかっこよすぎます。主人公とヒロインって誰だっけ?と思っちゃたほどです。
カラス
故に彼の追放に関しては一ミリも擁護が出来ません。展開がただ思いつかなかっただけとしか感じませんでした。本作の一番の不満点でかつ致命的な点です。
物部総司
最終局面に至るまで地の文がこの男の三人称視点ってのは凄いことしていると思いますが、でもそれが面白さには直結していませんし、結局「天運」を欲しがった理由も不明なので、なんも思うところないんですよね。
負けた理由も安易に「奇縁」を使った自爆ですし。黒幕なのに描写をサボり過ぎているというのが正直な感想です。
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