AI: ソムニウムファイル感想

制作　：スパイク・チュンソフト(公式サイト)　
ランク：C　

夢に入り猟奇殺人事件に挑むバディもの。

こう見えて下ネタギャグゲー。

はじめに

マウス、キーボードプレイでの感想になります。

〇メインシナリオ
推理物としては結構荒業だとは思いますが、個人的に”アリ”だと思わせられました。シナリオの主軸に関してはお見事です。特に終盤の展開は、パズルのピースが休息に埋まっていくような快感を味わえて良かったです。

×シリアスなシーンを台無しにする下ネタ
見た目に反してギャグ満載なのはいいとして、シリアスな雰囲気をぶち壊すつまらない下ネタは許容できないです。真面目な話をしているときは、真面目に進めるのがいいと私は思うんですけどね。

×意味もなく難易度が高い
夢に入り込み内に秘めた謎を暴くってのは面白いです。ただ論理的に導ける箇所が少なく、リトライありきで総当たりを試すことになります。プラスして操作性も良くないので、最終的には心を殺して作業プレイにしました。

読後感は良かったですし主軸のトリックは楽しめましたが、ギャグのノリは合わなくて寒く感じました。パッと見のシリアスなイメージを捨てて、AIの女の子との掛け合いを楽しみながら、シナリオに一喜一憂するぐらいの構えだと楽しめる気がします。