システム
×古臭いシステム
分岐が滅茶苦茶多いのに、バックジャンプがないのでミスったときのリカバリーが出来なくてキツかったです。フラグ管理が大変そうなのは分かりますが、じゃあこのUIで作業を強いるなと、文句のひとつは言いたいです。
攻略順
フラグが滅茶苦茶多く難易度が高いので、分かんなくなったら素直に攻略サイトを頼った方がいいです。因みに私は最初のBADでもう頼りました。
感想(概要)
〇作品に宿る”狂気”の空気
本作の特に優れている点として作品が纏う”狂気”この空気感の演出が素晴らしく、読んでいるこちらをも飲み込みかねない、強烈な凄みを持っています。この点だけをとってもサスペンス作品として、非凡な出来だなと感じました。
〇大人数で構成される人物相関
人物相関図の複雑かつ巨大な人間模様も本作の大きな魅力だと思います。人数の多さもさることながら、その中心に「殻ノ少女」が在る様は、さながら巨大な蜘蛛の巣の如く、パラノイアに囚われる登場人物達を表しているようで、それが美しも悍ましいです。
人物相関図の複雑かつ巨大な人間模様も本作の大きな魅力だと思います。人数の多さもさることながら、その中心に「殻ノ少女」が在る様は、さながら巨大な蜘蛛の巣の如く、パラノイアに囚われる登場人物達を表しているようで、それが美しも悍ましいです。
×不要に難易度が高い
一昔前のゲームがベースになっていることを考えても、重要なフラグがノーヒントで転がってたりするのは、ミステリーADVとしてはいささかアンフェアではないかなと思います。読み物としても作業感が増し、単に読みづらいだけで、難易度の高さが面白さに紐づいてないなと感じました。
一昔前のゲームがベースになっていることを考えても、重要なフラグがノーヒントで転がってたりするのは、ミステリーADVとしてはいささかアンフェアではないかなと思います。読み物としても作業感が増し、単に読みづらいだけで、難易度の高さが面白さに紐づいてないなと感じました。
まとめ
サイコホラー作品の読み物としても良くできている思います。凄惨で目を覆いたくなるような事件の数々にも関わらず、それでも真実の方が気になってしまう「怖いもの見たさ」にはつくづく勝てないなと感じました。
テキスト、音楽(特に瑠璃の鳥)も高い水準ですが、なんといっても一番印象に残ったのは、映像面での強烈さですね。特にタイトルにもなっている「殻ノ少女」の作品が放つオーラは本当に凄いものがあり、画面越しからでも強烈な”異”が漂ってきます。
本作自体の出来は満足いくものでしたが、それでもやはり残った謎は気になりますので、続編の「虚ノ少女」をプレイするのが今から楽しみです。
※以下はネタバレ有感想です。
感想(ネタバレ有)
■作品「殻ノ少女」

これはただの持論に過ぎませんが、優れた作品というのは理屈を超えて存在します。理性より先に感性がその凄さを認識する、所謂「言葉にできない」の状態を生み出す彼らは、その存在からしてその他一芥とは隔絶しています。
間宮心像がその人間性を捨て去り、モデルである妻を犠牲にしてまで作り上げた「殻ノ少女」は、まさしくそういった作品なのでしょう。
彼は人としては犯してはいけない禁忌に抵触してしまいましたが、芸術家としてはその究極の一作を作り上げたという点だけで、ある種の敬意を持つべきなのでしょう。もっともこの領域に至りたいとは、到底思えませんがね。
ただ晩年の彼が後悔していたのを見るに、もしかしたら真に恐ろしきは六識美砂で、人を狂わせる魔性のようなものがあったのかもしれません。
本作では知りようもありませんが、後の作品をプレイすると何か見えるのかもしれませんね。「天ノ少女」が終わった後また語れればと思っています。
■受け継がれる「殻ノ少女」
■六識命
引かないとか私には無理です。感情のまま衝動のままに打つしかなかったです。こんな気にさせてくれる辺り、いい悪役だなとは思います。(そこまでいく展開はちょっと無理矢理な気はしますが…)
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