プレイ中:魔法少女消耗戦線DeadΩAegis

9-nine- ゆきいろゆきはなゆきのあと 感想

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制作 :ぱれっと(公式サイト)
ランク:A

【はじめに】

この記事は「9-nine- ゆきいろゆきはなゆきのあと」単独記事で感想は全文ネタバレです。シリーズ通しての感想及び概要的な感想は9 -nine- シリーズ 感想をご覧ください。

【感想】

■ヒロイン:結城 希亜

中二病の言動が光るヴァルハラ・ソサエティのリーダー。

普段はクールを装っていますが、信頼を結んだ翔には甘えた一面を見せてくれます。これ自体はギャップ萌えの王道ですが、質がいいとここまでの破壊力が上がるのですね。心を許してくれた彼女のすべてが可愛くて仕方ありません。

「ジ・オーダー」の都合上、彼女は人を裁く覚悟を要求されていますが、事故のトラウマを発端として、正義の味方であることを選択した彼女に、悪人であろうと命を奪う選択ができる訳がありません。彼女はトラウマが乗り越えられないから、正義の味方を自称しているのですから。

それでも最終局面で引き金を引けたのは、翔やソフィの覚悟に報いるためです。そのためにトラウマを乗り越え覚悟を決めた、彼女の心の強さには敬意すら覚えます。身近な誰かのために頑張れる点は春風と似通っていますね。そう考えるとやはり彼女達は似た者同士なんでしょうね。

■シナリオ

シナリオジャンプのツリー構造を巻き戻しの演出に利用するのはいいですね。こういったシステムが、シナリオ上の役割を担う展開は大好きです。何よりもプレイしている感が増して、没入度合いが上がりますからね。

最初のフェイクEDは、翔も引っかかりを覚えたぐらいですから、そりゃあれで終わるわけないですよね。その後ヒロインを皆殺しにしたのは、結構驚きました。ぱれっとさんってここまで出来るんですね。

イーリスもオーバーロードを得た段階から心を摘む戦いになるのは分かっていましたが、こうもヒロインを殺され続けると見てるこっちも辛いですね。それだけに、覚悟を決めた後の与一戦のカタルシスはハンパではないです。新海翔という本作になくてはならない主人公のカッコよさが光ります。

■次作について

本作については都の件を抜きにしても、最終作だと思えない部分があるので、個人的に以下の2点が拾われると嬉しいなと思っています。

第1に希亜にイーリスを討たせるのが最善だとはとても思えません。別にイーリスや与一を救う必要はないと思いますが、高潔な彼女に人殺しの責を負わせることに、個人的に負い目を感じます。

第2に本当に救われるべき翔が救われていません。オーバーロードの真価は、望まぬ枝を剪定する力にあります。イーリスを倒した事実を固定するため、あの枝を剪定できないのということは、言い方が悪いですが、生贄にしているのと同じ意味だと思っています。

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